海外販売する方法、海外ではどのような商品が売れるのかなどを解説

海外販売する方法、海外ではどのような商品が売れるのかなどを解説

近年はインターネットやスマートフォンの普及によりオンラインでの買い物が日常化しています。

それに伴い海外の商品をECサイトを通じて購入したり販売したりする越境ECも盛んになってきています。

また2020年から世界的に本格化した新型コロナウィルスによるステイホームや外出自粛もECサイトの利用を後押ししました。オンラインでの買物が国単位で推奨されたことで2020年の日本国内のBtoCのEC市場規模は19.3兆円になりました。

この記事ではそのような背景を基に海外向けに販売を行なう方法や、海外市場で人気の日本製品などを紹介します。

海外向け販売の方法

海外に向けて商品を販売することは、日本の商品を輸出して販売することになります。

BtoCの物販であっても海外向けに販売する方法はいくつか違いがあります。

国内のEC市場規模

海外向けの販売を解説する前に直近の日本国内におけるEC市場規模を見てみましょう。

2019年の日本国内におけるBtoCのEC市場規模は19.4兆円で、2020年は19.3兆円でした。

コロナの影響もあってEC利用は増えて市場規模も拡大したと思っていたけど本当は微減なのでしょうか?

経済産業省が発表した「令和 2 年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」によれば、BtoC向けEC市場規模全体では微減でしたが、これは観光業などのサービス系事業の物販が新型コロナウィルスに伴う外出自粛によって減少したことが起因しています。

サービス系分野の市場規模は縮小しましたが、物販系の市場規模は大きく伸長してEC 化率は、BtoC-EC で 8.08%(前年比 1.32 ポイント増)、BtoB-EC で 33.5%(前年比 1.8 ポイント増)と増加傾向になりました。

BtoCであってもBtoBであってもインターネットを介しての商取引は伸張しているのです。

日本国内におけるEC需要は伸び続けてはいるものの、参入がしやすくなったからこそ競合が増えたともいえます。

海外のECモールに出店する

海外向けの商取引を行う越境ECは、近年は個人や事業規模の小さな企業でも簡単に行なえるようになりました。

海外向けに最小限で取引を始めたいのであれば海外のECモールに出店するのが手っ取り早いでしょう。

モールとは複数のECショップが参加しているプラットフォームを指します。オンライン上のショッピングモールをイメージするとよいでしょう。日本では楽天市場やAmazonなどが有名です。

アメリカやEUの市場を想定するのであればAmazon.comやeBay、中国市場を狙うのであればTmall(天猫)やJD.com(京東)などへの出店が考えられます。

自分が販売する商材によって適切な地域やモールを選択することが重要です。

また中国では現地に法人を持たないとECでも出店ができないケースもあります。

その場合には現地法人がなくても出店できる「TMall Global」「JD Worldwide」「Youzan」などを視野に入れておくと良いでしょう。

自社のECサイトを海外仕様にする

自分で越境ECに対応したECサイトを立ち上げる方法になります。

サーバーと契約をしてドメインを取得してサイトを構築する流れは日本国内でのECサイト作成と流れは同様ですが、言語や決済内容を海外仕様にしておく必要があります。

国内でも国外でも独自ドメインでのサイト構築であれば自由度も高くブランディングを大事にする方には向いていますが、集客やマーケティングへの手間は別途かかることに注意しましょう。

海外への輸出転売

自社の商品やサービスがない場合でも海外への販売は可能です。仕入れは日本国内の量販店やECサイトを利用して、海外のECサイトで販売します。

転売自体は日本国内でも広く知られた販売方法ですが、海外への転売になると多言語対応や海外への発想に難しいイ

メージがまだあるので競合は少ないといえます。また日本国内では売れ行きが不調であっても海外では人気になるケースもあります。

国内ECのユーザーだけではなく海外の消費者も視野に入れることができればターゲットは無限大です。

海外向け販売代行

海外の消費者が日本の商品を購入したくてもサービスが日本国内のみの場合があります。

日本の商品は安心安全、クオリティが高く依然海外でも人気です。日本製品を欲しいと思いつつも手に入れられない海外ユーザーも一定数います。

このような時に海外ユーザーの指定した商品を代理で購入し、海外まで発送します。

海外向けの販売代行を請け負う企業もあるので、自分で海外へのモール出店が難しいと感じる方にはおすすめします。

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海外販売で人気の商品

ひと昔前であれば海外で人気の高い日本製品は電化製品やカメラなどでした。

現在では日本のアニメや漫画が世界的に認知されていることもありアニメやゲームなどのサブカルチャー商品、裏原宿系のアパレル商品、釣り道具など売れ筋の商品は多岐に渡り、その人気も国や地域によって異なります。

そして日本国内でも人気や売れ筋は変遷していくのと同様に、海外向けに販売している商品であっても流行り廃りはあります。

ブランド品

ブランド商品は日本国内でも人気です。海外でもブランド商品は根強い人気を持ち、転売にも向いている商材といえます。

世界的に需要が高く、高単価である一方で偽物やブランドのコピー商品には注意が必要です。

真贋に気づかずに偽物を販売してしまうと意匠権や商標の侵害にあたり罰則を受ける場合があります。

アニメやゲーム関連商品

特に日本のアニメやゲームに関連したフィギュアやおもちゃが人気です。

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開2週目で全米収益1位になるなど、日本のコンテンツは海外からの需要もあり人気商品です。

ゲームや家電も依然人気が高いので、海外ユーザーの動向を把握することで収益が出しやすい分野といえます。

アパレル・スニーカー

裏原宿系のファッションやスニーカーも人気が高い商品です。

特にスニーカーは世界的にコレクターがいるので需要が高い分野です。

NIKEやadidasなど人気があるメーカーの限定品であればさらに高値で取引されており、リサーチ力が収益につながります。

まとめ

海外向けの販売方法や売れ筋商品を解説してきました

転売で利益を出したい、海外進出を検討している方には、海外向けの転売をおすすめしています。

インターネットを利用して低コストで海外向けに輸出がしやすくなっており、個人でもスタートがしやすくなっています。

海外のユーザーを視野に入れるのであればターゲットも広がり収益につながりやすいといえます。

興味はあるがECサイトへの出店作業や言語にハードルの高さを感じる人は、販売代行のサービスを検討してみてください。

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